おきなわ２００８を走り終えて

（市民130の）優勝を目標に作戦を練りに練った昨年とは対照的に、今年は完全に無心でスタートラインに立った。

スタートしてからもしばらくは無心。

スタートから約15分、「前と50秒！」と聞いて、知らないうちにカラダが動いていた。独りで追走を始めていた。

ここで動かなかったら、あるいは、最初から逃げに乗れていれば、結果はもっとよかったと思う。

向かい風の中の単独追走は、さすがにきつく、4人の逃げ集団に合流したときには、「もう終わった…」と思うくらいの疲労感があった。

申し合わせのような感じで、他の4人がポイント賞を1回ずつ取り、私だけ何もないまま、海岸線を北上。

後ろの大集団とのタイム差は徐々に小さくなってきていた。

せめて、『走った証』が欲しくて、「第1山岳ポイントまでは逃げきろう」と思って走った。

そして、山岳賞を獲得。ホッとした。

ホッとしたのもつかの間、R_Expressさんが登場。

びっくりと同時にワクワクした。ホッとするのはまだ早いと思った。

しかしながら、下り、平坦はいいものの、上りがきつかった。オールダンシングのR_Expressさんからは少しずつ離されてしまった。

「序盤の消耗がなかったら、このままもっと楽しめたのに…」と思えて残念だった。

その後、5人の追走集団に追いつかれた。「きつかったら言ってね」と言ってくれる選手から、「ちゃんと牽けよ～！」みたいな人までいて、いとをかし。

そして、メイン集団に追いつかれ、さすがに順位のことは意識しなくなった。

源河への上りの途中で、「よっしー頑張れ！前と2分半！」という応援がきこえた（すみません、どなたかはわかりませんでした）。

「前を追うなんていう選択肢もあったんだな…」と、追うことなど考えから消えていた自分に気がついた。

この応援で、ペースを上げて、見える範囲の選手はすべて抜かすことができた。

13位。

序盤から逃げてつかまってからの順位としては、まあまあだと思う。

惨敗でも寧ろ自信がついたレースだったかもしれない。来年は…。



しまう時に気がついた…。

コメント 4

お疲れさまでした。
レース中の心の動きに吸い込まれました。

そして、追突注意ですね。（＾＾）
by tictac (2008-11-13 09:48) 

１つのレースの中に、いろいろなシーンがあって、いろいろなことを考えたレースでした。面白かったです。
by よっしー (2008-11-15 15:57) 

自分の掛け声でよっしーさんの気合が入りなおしたとは光栄
久々に集団に埋もれているよっしーさんを見てつい声を掛けてしまいました
今後の活躍に期待しています
by URC会長 (2008-11-17 10:03) 

URC会長さんでしたか！
応援ありがとうございました。
一時は、バイクから前との差を「6分」と聞いたような気がした（気のせい？）ので、「2分半」と聞いて、ハッ！っとしました。
終わってみれば、源河でもっと頑張れたのでは？と思えてしまいますが、いずれにしても余裕綽々なくらいじゃないと、上位は無理ですからね。
来年につながるレースだったと、一年後に思いたいものです。
by よっしー (2008-11-17 23:22)