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一区切りのご挨拶 [自転車]

気がつけば、このブログを書き始めてから15年以上が経っています。

Twitter や Facebook が主流(?)になる前のころには、5000PV/日 くらいあり、見てくれた方にはとても感謝しています。そのことを励みに頑張ってくることができました。

概ね、このブログにたどり着く理由は自転車レースからだと思いますが、ブログを書き始めた時には自転車を始めておらず、趣味のランニングやボウリング、フィットネスについての日記がメインでした。

中学・高校時代は卓球をやっていて、ランニングもボウリングも大学時代に趣味で始めたものでしたが、

ランニングは、フルマラソンのサブスリーが3回、1500m走が4分32秒という個人的な目標は達成しました。

「4分32秒」が達成?という中途半端な数字なのですが、

初めての1500m走というのは中学1年生の時のスポーツテストでしたが、その時のクラスのトップが4分38秒だったのです。

後に高校駅伝で仙台育英の優勝に貢献した人物ですが、当時の自分にとっては憧れだったようで、10年以上経っても忘れられないタイムで、それをクリアすることを勝手に目標にしていたようです。

ボウリングのハイスコアは 287 どまりでした。それでも、学生時代のいい思い出です。


さて、就職して、ボウリング仲間は周りにいなくなり、ランニングもサブスリーより上を目指すには覚悟もモチベーションもなくなってしまって、FFXI中毒になっていたころに出会ったのが自転車でした。

職場の仲間(後のチームCB)がつくば8耐に出るということで誘ってくれて、出てみたら面白くて、続く富士スピードウェイのレースに出て2位になったら、やめられなくなったのが2005年でした。

その2005年の2レース目が富士チャレ200では手首を骨折してしまい、結果は残念でしたが、それがゆえにできた出会いもあり、それも必然だったのかなぁ?と思ったりもしています。


2006年からは、たくさんのレースに出始めて、バイクナビのエンデューロが初めての優勝、ヒルクライムの初優勝は鳥海のハーフクラスだったと思います。

2007年、2008年はバイクナビの総合優勝で2連覇して、ヒルクライムも年代別では概ね優勝、ツール・ド・おきなわでも市民130の部で優勝。

JCRCでもSクラスの年間チャンピオンになって、三宅島のレースをきっかけとした K川さんとの出会いもあり、チームCB+として実業団に登録。初レースは飯田で2位。

さらに上を目指そうと思った2009年

…は、引っ越し、しゅんぺい誕生、転勤、引っ越し、…と環境の変化に適応できずに成績が振るわず、

2010年は、努力が報われる感じで、おきなわの市民200で3位になれたり、JBCFのレースでも優勝できたり。


2011年。さらに上のプロツアーを走っているなら年齢的に最後のチャンスかなと思い、森本さんにも声をかけてもらえたので、イナーメに移籍しました。

ただ、この年はタイミングが良くなかったのですよね。R_Express氏もプロツアーには興味がないという感じで。

そんな中、興味以前の話で、東日本大震災。

レースは自粛ムードで中止続き。熊谷クリテの会場に自走で行って、悔しいからコースだけ走ってきたことが思い出されます。

計画停電等で、練習も思うようにできず、レースが開催されるようになった時にも体重を落としきれず、それでも開催されるということで飛びついたツール・ド・熊野。

とにかく、雨。

プロローグを終え、第1ステージは完走し、第2ステージ。

体が重く、得意なはずの山岳ステージでも、ギリギリ足切りにならずに、最後のチェックポイントを通過。

あとはゴールにたどり着けば完走という事実を知ったのは後のことで、余裕のない下りカーブで落車して大腿骨転子部を骨折。

転院すらできない状況での熊野の入院生活は、落ち着いていろいろと考えるきっかけになりました。

手術後、脚が上がらない状況で走ったMt.鳥海バイシクルクラシックもいい思い出です。ある程度までなら筋力はいらないんだなぁ…ということを思ったり。


最後のチャンスを逃したら、もう一度…とは考えず、やり残したことはなんだろう?と考えてみて、浮かんだのが『矢島カップ』と『夏油カップ』。

(どちらも壁は藤田さんだったのでは…)

そして、2回の総合優勝を達成することができました。親子の部も、それこそ最後のチャンスで優勝できて、いい思い出になりました。

タイでのツアーオブフレンドシップも楽しかったです。原点ともいえるチームCBのメンバーで参加した5日間のステージレース。

第2ステージの4位と、第4ステージでは逃げ切りの優勝。

そして、そんな結果よりも、チームメイトと一緒に走ったり、寝泊りしたり、マッサージを受けたり、さらには、シャチョーと一緒に戦ったりしたのは…

『映画では本当に心のともなジャイアン』と一緒に戦うのび太みたいな感覚で貴重な体験でした。


そんな折の LinkTOHOKU との出会い。

競技に対する向上心という意味では、あと数年早く出会うことができていたら違っていたのだろうな…と思う面もありますが、温かく迎え入れてくれて、

それまでの自分とは全く違った考えに触れることもあったり、一つの面しか知らずに自転車人生が終わらなくてよかったと思っています。

レースの成績では全く結果を出せず、申し訳ない気持ちでいっぱいですが、少しでも何らかの形で貢献できていれば…と願うのみです。


さて、昨年まで歓迎してもらえているうちは…と参加してきた大槌ヒルクライム…からのイーハトーブシリーズ戦を区切りとして、

自転車を第一に考える生活は終わりにすることにしました。おきなわを落車DNFで連続感想がストップしたのも出場をやめるきっかけになりました。


2019年、今年一年間、ブログも書かなくなってしまいましたが、レース出場は5回(かつらお、榛名山、Mt.富士、夏油、あぶくま洞)だけでしょうか?

夏油は2位で表彰台にあがりましたが、優勝がなかったのは、2006年からで初めてということになりました。

現在、自転車にもローラーにも乗らない期間が4か月になっていて、車も買い替えで小さくなってしまったこともあり、今後のレース参加はもっと少なくなる…あるいは、なくなりそうです。


自転車を完全にやめる理由はありませんが、家族という面で考えたとき、

「頑張っているから応援する」というのはあると思いますが、その点では、応援してもらえるほど頑張るモチベーションはないというのが実情です。

(もとから応援されていないというのは置いといて…)

勝つこと以外の目標を見つけることがあれば、また走るかもしれませんが、選手という意味では区切りにしたいと思っています。

自転車に出会い、そして、自転車に乗っていなかったら決して巡り合うことがなかったであろうたくさんの人たちと出会うことができて幸せでした。

これまで応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
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やまけい

ToFは楽しかったですね!
よっしーさんと一緒にチームで走ることができたのはよい思い出になりました。

自転車はレース以外の楽しみ方もありますし、自転車以外でも深く長く続けられる活動はたくさんありますから、よっしーさんが次の何かに目覚める日は近いんじゃないかと思います。
結果が数字に出る深みのあるスポーツ(子供とも一緒にできます)というと、ゴルフですかね(小声)。
by やまけい (2019-12-28 10:51) 

t-bib

色々ありがとうございました。
by t-bib (2019-12-28 15:31) 

よっしー

やまけいさん

ToF、楽しかったですし、今になって思えば、あのメンバーがあの場所で走り得るのは "あのタイミング" しかなかったわけで、あの奇跡の出来事を実現させてくれた やまけいをはじめとする各メンバーには本当に感謝しています。
何かを始めるとやめられなくなってしまうので、始めることを躊躇するようになってしまっていますが、きっと何かを見つけるとは思っています。
by よっしー (2019-12-28 23:54) 

よっしー

t-bibさん

自転車を始めたての私にコメントをくださったり、レース会場等でもよくしてくださっていた t-bibさんには感謝しかありません。
自転車以外でも相談にのってくだいまして、ありがとうございました。
そんなきっかけをくれた自転車にも感謝です。
by よっしー (2019-12-29 00:19) 

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