ツール・ド・おきなわに参加して（その１）

『ツール・ド・おきなわ』の存在は、2006年の夏に知りました。自転車を始めて1年くらいの頃です。その時は、「ふ～ん、沖縄でレースがあるんだぁ？」という感じでした。



2006年10月、チームCBのBrain的な存在のＫ先輩に「自転車の漫画があるんだけど、見る？」みたいな感じで「シャカリキ！」を貸してもらうことになりました。

通勤電車で眠気を感じさせない面白さでした。そして、この時、「ツール・ド・おきなわ」というレースを意識するようになったのでした。

そして、Ｋ先輩が「今年から120kmの部が130kmになって、山を2回越えるみたいだよ。いいんじゃないの？」と、（大会で初優勝なんかもして）上りなら少しはいけるかも！？と思い込み始めていた私をそそのかしてきた。「う～ん、完走はできるかもしれませんけど…。」と私。
もっとも、この年のエントリーもレースも終わっていたわけですが…。

2007年1月、人生の転機（？）です。

待望の子供が誕生しました。男の子です。
そして、「この子と過ごす時間を大切にしたい」という想いから、「自転車に集中するのは、あと2年くらいかな」と考えるようになったのでした。
短期集中で後悔したくなかったので、新しい自転車（MadoneSSL6.5）も購入しました。

2007年4月、レースシーズンがスタートしました。
レース結果は予想以上でした。主に年代別ですが、八ヶ岳、勝山、TOJ市民、新城、小谷、鳥海、枝折、と優勝。（おきなわエントリー開始の）8月上旬まで、表富士8位、美ヶ原3位を除いて、すべてが優勝でした。

それでも、おきなわの出場は迷っていました。家族のこと、お金のこと、いろいろあったと思いますが、内心「負けるのが怖かった」のかもしれません。

なかなか決めることができず、レース結果に委せることにしました。
そのころエントリーしていた「Mt.鳥海バイシクルクラシック」の同じクラスに、過去の「ツール・ド・おきなわ」の市民200で20位くらいの選手がいたのでした。
「その選手に勝って優勝することができたら、おきなわに出よう」と…。

そして…、勝ちました。4分30秒の大差でした。総合でもトップタイムというおまけ付き（大御所が出ていなかったというのが大きいですけど）。



「おきなわ」にエントリーする覚悟ができました。でも、まだ悩んでいました。

「市民200」にするか？「市民130」にするか？

過去のリザルトやレースレポートなどに目を通しました。200の完走を目標にしている人がたくさんいることを知りました。
130は前回(2006年)が1回目だったうえ、（優勝者が台湾の方だったせいか？）優勝者のレポートもなく（実際には見つけましたが、言語の問題で読めませんでした…）、不明な点が多かったです。

「市民200」にするとしたら…、
「完走が目標？」いや、トラブルがなければ、完走はできるだろう。
「優勝？」それは無理だろう。
「10位以内？」微妙な目標だなぁ…。

「市民130」にするとしたら…、
「優勝が目標？」台湾の学生とか、無理だよ…。
「入賞？」先頭集団でゴールできる自信はある。
無難な感じはする。

いろいろ悩みました。そして、たどり着いた結論は、

「市民130」で優勝して、息子と一緒に表彰台に上がる！

という目標です。

実現可能なのか！？
先頭集団でゴールする自信はある。
でも、ゴールスプリントになったら、結果はどうなるかわからない。
それに、ひとりでも強力な選手がいたら優勝は難しい。



そして結局、息子は沖縄へは行かないことになりました。
レースの行程等を具体的に考え出すと、0歳児の移動、待機、食事などが思っていた以上にたいへんだと思うようになってしまったからです。
非常に残念でしたが、『自己満足』のために負担をかけることはできませんでした。

ある意味、沖縄に飛び立つ前から目標達成は断念だったのですが、出場できるだけでも感謝して、頑張ろうと思ったのでした。

いざ、おきなわへ！

《その２へ》
http://run-ran-run.blog.so-net.ne.jp/2008-07-23

コメント 2

やはりシャカリキからでしたか(^-^;)
自分も今年は130に挑戦するつもりで少しだけテルに近づけそうです。
うちの少3の息子はスイーツには興味を示すのですが、シャカリキには興味を示しません(>_<)

by コロコロＦＡＮ (2008-07-25 11:11) 

エルコンドル！！
とか思いながら走りました（＾＾；
うちの息子は、ツールのＤＶＤを観ようとすると、怒って、子供向け番組に変更させられます…。
by よっしー (2008-07-28 08:38)