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80kmを走った結末は… [自転車]

サイクリングタイムの「ツール・ド・おきなわ2007 女子国際レース85km」の記事を見ていたら、以下のような内容が…

残り5kmの橋の上り坂でホアンがアタック。萩原と山島は離されてしまう。ホアンが独走に入ったとき、タイミングよく男子チャンピオンレースの集団が通りかかり、ホアンはそれに合流。追走の萩原らはそれに乗らなかった。
ホアンはそのまま他クラスの集団に乗ってゴールまで逃げ切り、新コースでのチャンピオンに輝いた。

う~ん、優勝争いでこんなの、どうなんだろう…。


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H_Y

いつも更新を楽しみに拝見している者です。公式HPを見ると「注意事項」の中には競技ルールが記載されておらず、唐突に「左側通行」と「携帯電話の使用禁止」がうたわれているだけですね。開会式で諸注意を説明する、とありますが、競技ルールの説明がなされたのでしょうか。「不正走行」という記述も出てきますが、不正走行の定義はレース前にされているのでしょうか。

どんなに風変わりなルールであっても、競技参加者が事前に等しく認識していれば、それは「公平」な競技です。逆にルールが明確でないうえに「この要項は、予告なく変更することがある」ようなイベントは公正な競技ではないですよね。極端なことを言えば原動機付き自転車でも参加可能な状態だったのでしょうか。
by H_Y (2007-11-16 08:52) 

よっしー

H_Yさん、
確かに、公式HPには「他カテゴリーの選手を利用した走行」を禁止する記述はないようです。
しかしながら、受付時に配布されるパンフレットの競技規則の1の④に、

「別の競技種別の選手との協力及び追走(ドラフティング)を行ってはならない。」

と書かれています。
また、開会式では、「他カテゴリーの選手を利用した走行(ドラフティング)は禁止。」と説明がありました。直後に英訳もされ、「strictly prohibited」という表現で説明されていました。

個人的に、これまでのレース参加で「『市民の部(年齢別等)』は『おまけ』的な側面があり、本当の勝負は『最高カテゴリー』で行われる。」と感じさせられてきているので、
『市民の部』でのドラフティングに関しては、(残念ながら)仕方ないかな…と思うのですが、『国際の部』ということで、悲しくなった次第であります。

ちなみに、自転車の種類に関しては、公式HPでも言及しています(FAQの9番)。
by よっしー (2007-11-16 21:47) 

H_Y

ご説明いただいて恐縮です。そうすると禁止事項および競技規則は一つの文書中ではなく、いくつかの媒体に分散して説明されていたということでしょうか。日本人だけであればその場の「空気」がむしろ規則よりも厳格だったりするのですが、これは日本に居住していない外国人には通用しません。さらにこの大会がメジャーなものに成長するというのが皆さん(主催者、参加者)共通の前提だと思いますので、参加者が申し込みを行う際に、競技規則が同時に配布され、「これを理解し従います」、という文書にサインするようなシステムが必要だと思います。あとはこれを現場で施行をチェックすることになるのですが、一般参加のレースでしかも先頭集団に絡まない場合は、コストの面で仕方が無いにしても、各クラスのTOP集団ではその集団の前後に監視員が配置されるような体制が必要になるのかと思います。オートバイを運転しながら同時にバックミラーに写った集団のチェックをするのは難しいですし、安全面でも問題があります。1台につき2人乗りにして運転者とオフィシャルの役割を分散することが必要なように思います。明確に覚えていませんが、ツールドフランスではそうだったように思うのですが。もしかするとオフィシャルの方もその場では気が付いていたものの、英語で警告することに躊躇されたという可能性もありますが。

いづれにしても、他のクラスの優勝者の方も同じ問題を認識されていると思いますが、連名なりで改善の要望書なりを主催者に出されることが良いのではないかと思います。私のように参加もしていない人間が同じことをするよりも、主催者の受け取り方は違うのではないかと思うのですが。面倒くさいことなのですが、問題の発生に気が付かれたということはその解決ができる能力をお持ちということなのだと思います。
by H_Y (2007-11-17 04:36) 

よっしー

できる限り、入賞対象選手が他のカテゴリーの選手と混走することがないように、カテゴリー毎のスタート時刻を設定しているのは感じられるのですが、十分ではないようです。
そもそも、このドラフティングの禁止については、エントリー募集の段階から決まっていることだと思いますので、HPには記載すべきだったと思っています。受付時に渡されるパンフレットを熟読する人は多くないと思いますし、開会式に参加する人は、もっと少ないと思われますからね…。

すべてを取り締まることができないという理由で、『あえて』重箱の隅に記載しているようにすら感じてしまいます。

で、主催者に対する改善の要望というのもありますが、そもそも、『国際』に出場するような選手が、「見つからなければいい」、「注意されなければいい」、「ルールを知らなかった」のようなことでは、話にならないと思っています。トップ選手としての自覚を持って頂きたいものです。

ツールのことまで頭に浮かんできてしまって、悲しくなってきました…。
by よっしー (2007-11-18 22:51) 

H_Y

トレーニングやドーピングについての認識が違うように、ルールに対する考え方も、TOPにもう少しで手の届くところにいる外国人選手と日本人では違うことが多いように思います。日本人のメンタリティは、ルールは守ることはあたりまえで、場合によってはその精神を尊重することが精神的安定をもたらします。外国人のスポーツ選手にとってはルールは利用するべきものと考えていると思います。TOP中のTOPであるべきツールドフランスの選手達がルールで禁止されているドーピングを行っているのは、TOP選手としての自覚が無いからでしょうか。彼らが気にしているのは失格になる、あるいはペナルティを課されることであってルールを守ることではありません。今回の大会ではドラフティングを犯した場合のペナルティは設定されていたのでしょうか。貪欲な外国人選手に自覚を期待することより、主催者にチェックの強化、ペナルティの設定を主催者に期待する方が良いように思いますが。

ホアン選手が悪い人間だとは思いません。我々が玄関や自転車に小さな鍵を掛けるのは、そんな普通の人達に出来心で犯罪を犯させないためですが、ルールを守らせることも小さなペナルティを課しておけば簡単にできるように思います。でもここで主催者が何もしなければ、彼女やそのチームは来年は確信的にやることは間違いありません。
by H_Y (2007-11-19 06:35) 

よっしー

はじめに、「女子国際」の優勝者の記事を引用して記事を書いてしまいましたが、実際には他にも、この規則に違反した走りをした上位選手もいたようです。
ですので、「外国人だから」という問題ではないとご理解いただけたら幸いです。
私のコメントで「トップ選手としての自覚」と書きましたが、確かに「トップ選手とはどうあるべきか?」に関する考えが、人それぞれなのは再認識しました。

それから、今回の大会でも、国際レースに関しては、ペナルティーに関する記載がありました。市民レースに関しては、まちまちで、事項によっては、失格・降格の対象となるようです。
レース中のチェックや注意もある程度は行われていたようで、主催者が何もやっていないわけではありません。
ただ、レース後に、オフィシャルHPにリンクのある掲示板にルールについての質問(皮肉かもしれませんが)のような書き込みがされてしまうくらい、参加者にルールが伝わっていないというのが、まず第一の問題だと感じています。
チェックの強化、選手はもちろんチームへのペナルティー等、改善の希望はありますが、具体的なアクションに関しては、もう少し慎重に考えていきたいと思います。

ちなみに、レース中、「市民85km」の選手が後ろについてくることに関しては気にしませんでしたが、「ジュニア国際」の選手が平地や下りでドラフティングを続けた場合には、やめるように促しました(上りでは逆に潰してやろうと(笑))。
入賞争いからは脱落した選手でしょうが、選抜されるくらいの選手なのでしょうから、将来への期待を込めて。
促すと、彼らは、すぐにドラフティングをやめたのですよ。ルール違反であることは認識しているのですよね…。
by よっしー (2007-11-19 20:07) 

H_Y

よっしーさん。名前も名乗らずぶしつけなコメントをしてしまいましたが、どうか許してください。またそれに対して丁寧にご回答いただいて、有難うございました。

私は以前ホビーレーサーだったのですが、その当時のだらしない生活を改められず、仕事を言い訳にして自転車に乗ることを止めてしまいました。それが、この春、偶然よっしーさんのブログを読み、「そうかこの世には自転車というものがあったのだ」とハタと気が付きました。厚い雲の隙間から光が差し、ジョンレノンが自転車に乗って降りてきたような気がしました。今は自転車に関して無為の15年間の穴埋めをしようと毎日鍛錬に励んでいます。

このブログは仕事ではないのですから、他人から期待されるべき対象ではないし、それに応える必要もでないのですが、私以外の人もよっしーさんには「行けるところまで行って」欲しいのです。誰よりも大きなポテンシャルをお持ちなのだから。
by H_Y (2007-11-20 03:50) 

よっしー

「オンラインゲーム中毒」気味の自分をなんとかしようと思って始めた「ランニング&ボウリング」と「そのモチベーションを保つためのブログ」でしたが、
その後、自転車に出会って、ブログの内容も生活も大きく変わりました。
ブログやレース会場でのいろいろな出会いがあり、コメントを頂いたり、お話をしていくうちに、自転車がどんどん楽しくなり、今では「自転車中毒」です(笑)
#ブログ仲間の方々ほど重症ではありませんが。

ポテンシャルを持っているかはわかりませんが(^^;
周りが見えなくならない程度に頑張っていこうと思っています。自転車って素晴らしいですよね。
by よっしー (2007-11-20 22:43) 

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