SSブログ

「ツール・ド・おきなわ2007」市民レース130kmの全貌(?) [ツール・ド・おきなわ]

ツール・ド・おきなわ2007」の市民130kmの全体の様子をまとめてみた。
自分自身が見たもの以上のものがわかると、「おきなわ」がさらに楽しく思えました。
知り合いのブログ等を参考にしちゃっています。ありがとうございます。

できるだけ客観的な視点で書いてみました。「全貌」といっても、ほぼ第1集団までの話になっています。

【市民130kmの簡単な説明】

今後の出場を考えている人向け(?)に簡単な紹介です。
エントリー304名、完走182名(完走率59.9%)。

コースは以下のような感じで、

距離約130km、累積標高差約2100m、山岳ポイント2回、スプリントポイント2回になっています。
参考までに、「200kmの部」のコースは、130kmのコースの前に70km弱の平坦基調(累積標高差100m以上はありますが)な区間が加わります。

【スタート~与那】

向かい風でスローペース。300人の大集団で進行。途中、トンネル内で落車が発生するも、大きな問題はなく復帰。
大集団のまま、普久川の上りに突入。

【1回目の普久川の上り】

元気なので、抑えているつもりでも全体的に速めのペース。
8km地点(上りに入って3km弱)で約10名(松木選手、鈴木選手ら)が抜け出す。
間もなく、よっしー選手がこの集団に追いつき、9km地点でアタック。
山岳賞を狙っていた鈴木選手が追走を試みるも、差は開く。集団は(山岳賞狙いで、すぐ追いつけるだろうと)この逃げを容認。

【1回目の山岳ポイント】

よっしー選手が独走で山岳賞を獲得。タイムは29分14秒。ジュニア国際(高校生選抜)のタイムが29分40秒なので、この上りはハイペースだった模様。
20~30秒遅れで鈴木選手が山岳ポイントを通過。さらに30~40秒後に10人程度の集団が通過。集団には「先頭と1分差」と伝えられたらしい。

「先頭(よっしー選手)」~約20秒~「鈴木選手」~約40秒~「第1集団」

【普久川ダム~安田~奥】

ダムを超えて下りに入り、40人くらいの第1集団が形成され、少し遅れて、20人くらいの第2集団が形成された模様。
下りの途中で第1集団は鈴木選手を吸収。
下りきる前に、第2集団が第1集団に追いつき、集団は60人程度に膨れ上がる。
奥への上りに入り、松木選手が(様子見の)アタック。一旦は飛び出した形になるが、すぐに集団に戻る。上りは鈴木選手が積極的に先頭でひいていた模様。

「先頭(よっしー選手)」~約1分~「第1集団」 (推定)

【奥のスプリントポイント】

よっしー選手が獲得。タイムは1時間03分45秒。ジュニア国際のタイムが1時間02分08秒なので、ペースは落ち着いた感じ。
先頭集団では、逃げに気がつかなかった選手達による微妙なペースアップ&スプリントがあった模様。

【辺戸岬~与那】

平坦で追い風の区間。相変わらず、よっしー選手は単独。集団は50km/h超のペースで進行する。

【2回目の普久川の上り】

よっしー選手は単独。それを追う第1集団は50人以上。
2回目も集団の先頭はクライマーの鈴木選手で進行。そして、山頂の手前で松木選手がアタック。ここで、松木選手が少し抜け出す。

【2回目の山岳ポイント】

よっしー選手が獲得。タイムは1時間57分29秒
約2分差で松木選手が通過。少し開いて鈴木選手を含む第1集団が通過。

【普久川ダム~安波】

第1集団は30~40人程度。
バイクが先頭のよっしー選手と集団の双方にタイム差を知らせる。「2分差」
よっしー選手、集団ともに、意味合いは違えど「逃げ切りがありえる!?」と思い始める。

「先頭(よっしー選手)」~2分~「松木選手」~20秒程度?~「第1集団(30~40人)」

【高江の上り】

先頭との差を聞いて集団はペースアップ。上りの途中で、流して集団を待っていた松木選手を吸収。
一方、先頭のよっしー選手も逃げ切りを意識してペースアップ。
上り切る手前で、よっしー選手と第1集団との差は「3分」
その後、差は最大で「3分30秒」まで開く。

「先頭(よっしー選手)」~3分30秒~「第1集団」

【平良のスプリントポイント】

逃げ続けるよっしー選手が獲得。タイムは2時間54分47秒。ゴールまで約30km

【平良~慶佐次】

海岸線の平坦区間~二度の小さな上り。
平良の関門では、集団は30人程度。
逃げるよっしーは、強風でペースダウン。追う集団は、ペースアップ。

【有銘~源河(源河までの上り)】

第1集団が上りに入った頃、よっしーと集団の差は「2分」
集団内の追走の意識が高まる。
坂の途中で、松木選手がアタック、野見山選手、江口選手らが追走。
集団から遅れる選手が出始め、峠を通過する時点で集団は8人程度になる。
坂の下りで数名が集団に追いつき、下りきったところで15人程度(数名の85kmの選手を含む)になる。

「先頭(よっしー選手)」~2分~「第1集団(10人程度)」

【源河~ゴール】

ゴールまでは約13km。橋や伊差川の小さな上りはあるものの平坦区間。基本的に追い風。
よっしーが源河を通過した時点で、バイクが告げる集団との差は「2分」。集団は活性化。

残り約10km(羽地大橋)、差は1分25秒。ペースを上げた3人程度が集団から飛び出すも吸収。その後、1人飛び出すも吸収。集団はさらに活性化。

 

(左)よっしー、後方に(「微かに」も含めて)見える選手達は85kmの選手で、第1集団はさらに後方。 (右)第1集団

残り5km、よっしーは逃げ続ける。集団は85kmの部の小集団を吸収(130kmが9人、85kmが10人くらい)。ローテーションは130kmの数名で行われる。

残り2km、よっしーは逃げ続ける。集団は、85kmの1選手が「アシストします」と言って前に出てひき始める。(本人にとっては、いい思い出かもしれないが、もしこれで追いついていたらどうするの?)

残り500m、よっしーはゴール前の直線に突入。差は45秒

 

(左)よっしー  (右)第1集団

よっしー選手は振り返ると勝利を確信し、85kmの3人の選手(27位集団)をゴールスプリントのために先行させてゴールへ。

そして、よっしー選手のゴールから35秒、9人の2位集団(+85km16人の30位集団)がゴールスプリント。

リザルト(オフィシャル)
http://www.tour-de-okinawa.jp/result/result2007.html#shimin130

動画(130kmの2位集団のゴールスプリントが見られます)
http://tour-de-okinawa.a4b.jp/movie/

写真は「オールスポーツコミュニティー」から…。買うか検討中。


nice!(0)  コメント(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 0

コメント 3

bicirosa

なるほどー。参考になりました。
皆さんのレポ見ていて、来年は参加したくなってきています。

よっしーさんの一人逃げはやっぱりすごいなぁ。
二度目の普久川から高江の登り返しがなにげにいやらしいですね。
by bicirosa (2007-11-18 21:15) 

ryo

遅ればせながら、おきなわお疲れ様でした、

レースのサマリも参考になりました。
自分的には予定通りの展開ではあったのですが、
相手が悪すぎた事が、今回唯一の誤算だった模様です。(^^;

今度ご一緒出来た時には、あっさり千切られない程度には
精進したいと思いますので、来シーズンも宜しくお願いします。
by ryo (2007-11-18 22:41) 

よっしー

bicirosaさん、
普久川が山岳賞のポイントなだけで、高江、源河は、クライマーは、よだれが出るような上りです(笑)
上りが1つ少なかったら、追いつかれていたかもしれません(^^;

ryoさん、
お疲れ様でした。
私は、ryoさんが「東京ヒルクライムの1本目」のように、ドカーン!!!と行っちゃうのかと思っていました。
予想外の展開に逆に自分が飛び出してしまい、「あとは、なるようになれー!」という走りでした(^^;
私も正月太り(←これは決定)をシーズンインまでには何とかできるように頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします。
by よっしー (2007-11-18 23:35) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。