おおつち新山高原ヒルクライム2017 [自転車レース]
岩手県大槌町で開催されたヒルクライムレースに参加してきました。
昨年の第1回大会に続いて2回目の参加です。
【おおつち新山高原ヒルクライム2017】
https://www.mspo.jp/otsuchi.shinyama/
距離7.8km、標高差66mのパレード区間を走行後、整列し直して、
距離13km、標高差844mのコースで競います。
前半が勾配がきつめで、中盤に平坦や下りもあり、終盤はまた上るというコースです。
中盤と終盤に高速区間があるため、集団が有利ですが、参加人数が少なめなので展開次第というところがあります。
【第1回大会についての日記】
http://run-ran-run.blog.so-net.ne.jp/2016-05-22
【前日まで】
金曜日の仕事を終えてから荷物を準備して、夜遅くに神奈川県を出発。
そもそもが、頭痛と吐き気がするくらいの疲労がたまっていたせいか、那須高原付近で耐えられずに少し休憩をとり、
土曜日朝6時に仙台の実家に寄って、2時間半ほど仮眠をとらせてもらい、3時間くらいの積もる話(笑)をした後に大槌に向けて出発。
有料高速を使わずに三陸道と国道45号線で4時間半くらい。現状の三陸道だと、仙台からは一ノ関経由のほうが速いことを確信。
前夜祭的なものを楽しみにしていたのですが、到着が受付終了15分前で、あんこの餅を4個と寿司といなりを頂くにとどまってしまいました。
というか、それだけ食べさせてもらえる大会もないか(^^;
ハシケンさん、日向さんとお話しできたのは良かったです。レース当日はバタバタして話ができずに終わってしまうことが多いので…。
宿泊は、当初は民宿を予約していたのですが、都合によりしゅんぺいが同行できないことになり予定変更で、
ホテル寿というビジネスホテル。
入口で靴を脱ぐ旅館のようなスタイルでありながら、構造はホテル。ただし、床が畳という和と洋の奇跡の融合!
おそろしい疲労で、一晩でどこまで回復できるか?が今回の大会の鍵。
二度ほど目が覚めつつ、合計で6時間半は眠れたので、昨年の夏油や蔵王のような最悪の状態は避けられた感じ。
【レース当日】
3時40分に目が覚めて、4時半まで横になったまま過ごして、いよいよ起床。
朝食は大槌のスーパーで購入しておいた団子とか…。
エントリーリストを見てみると、全体としては昨年より人数は増えたようではあるが、エキスパートクラスは人数が減っていた。
メンバーを見ると、おおむね知っている選手な感じで、昨年の2位、3位の選手はエントリーしていない模様。
昨年のレースは、2位、3位だった選手が前半のいいペースを作って、私が力を温存した状態で中間地点からアタックで、
2位に2分36秒差の独走優勝という結果になりました。
ということは、自分から仕掛けなければ超スローペースな展開になる可能性もあるわけです。なるほどなるほど。
今年はコースがわずかに延長され、ラストに勾配がある区間が追加されたので、ゴールスプリントになったとしてもそれほど自信がないわけではないのですが、
スローペースの結果、「他のカテゴリーよりもタイムが悪い」というのは避けたいところです。
これね、レースよく知っている人は
『レース展開がタイムに影響するので異なるカテゴリー間でのタイム比較はほとんど意味がない』
ということを理解しているのですが、自転車レースに参加したことがないとか観戦するのもこのイベントが初めてという人にとっては、
へー、男子Cの選手のほうが速いんだね。エキスパートっていうのはなんなんだろうね?
となるわけで、理由はどうあれ、これまで何度かそのような結果を目にしてきて、個人的には残念に思っているわけです。
少なくとも、ディフェンディングチャンピオンという立場としては…。
というわけで、あまり状態はよくありませんが、強い走りをしようと思いつつ、開会式へ。
町長さんのスピーチ。
大会のメッセージとして、「支援への感謝の気持ち」というのがあり、
なるほど、これは他県から来た人がするべきことは「楽しむこと」だなとあらためて思ったのでした。
そして、「来年はヒルクライムの部を走りたい!」とおっしゃっていた件については、「ウソをつきました(てへぺろ(・ω<))」ということで、パレードの部を走るとのこと(笑)
定刻の8時、パレードがスタート。
今年も沿道からの声援が温かかったです。ほんとうにありがたいです。
仮設住宅が集まっているところの手前の土地が整えられていて、来年はまた様子が変わりそうだなと思いながら通過。
そして、いい感じにアップができた頃にスタート地点に到着。
チャンピオンクラスは人数が少なく、メンバーも顔見知りな感じなのでピリピリすることもなくスタートを迎えます。
そして、8時40分、スタート!
ハイペースで行くよー!という気持ちを込めて、先頭で速めのペースで走る。
後ろはきちんとついてきているが、先頭交代を促すと少し反応が悪い。
ずん子ジャージな彼が先頭交代してくれて、そこはいいペースだったのですが、そのあとがペースが落ちて、さらに後ろはローテーションに加わらなそうな雰囲気。
ここで考える。
このまま走ったとして、おそらく先頭交代は私を含めて2,3人になるだろう。そして、ペースも速くなることはないだろう。であれば…、
アタック!
『コースレコード』を狙うとすれば、ハイペースで競い合う展開が必須。今回はどうあってもその展開にはならない。
なので、考えるのは『勝つこと』のみ。
このアタックは、様子見ではなく、抜け出すことを考えていた。1,2人がついてきたとしても、集団全員が来てしまうことはないという強さで。
結果、ひとり抜け出すことに成功。
ただ、最初の牽引からのアタックで、一気に脚には疲労感が…。
これは、やってしまったか…と思うくらいに息が荒くなり、ぺダリングもごまかすような走り方。時計に目をやっては、まだ30分以上走るのか…という気持ちに。
それでも、もう行くしかないので後ろを確認しながら無理のないペースに切り替えて走り続ける。まだ集団は見える範囲にいる。
しばらく進んで緩斜面に入る手前で後ろを確認すると、選手が1人。1対1なら追いつかれることはないかな?と希望が見えてくる。
その後、下り区間も終えて後ろを確認すると、3人くらいの集団が見える。これはよくない…。
オーバーペースで自滅はダメなので、持続できる自信があるペースで後ろを確認しながら進む。
見通しがいい区間では姿が見えていたものも、残り2kmを切ったくらいからは見えなくなった感じ。
時計を見ると予想通りで昨年のタイムより大幅に悪いが、重要なのは相対的な値。
そして、昨年のゴール地点を40分をギリギリ切るくらいで通過し、40分49秒でゴール!
無事に逃げ切って優勝することができました。連覇です。
タイム的には前年より3分ほど遅く、諸手をあげて喜ぶことができる結果ではないのですが、
自分が作った展開で、自滅することなくミッションをコンプリートしたということが重要だと…喜びたいと思います(・ω・)
レース後の待機場所では、
豆餅をいただいたり、
はちみつをたっぷりつけたパンをいただいたり、
地元の小学生からもらったメッセージカードと山頂記念撮影したり、
なんどかレース会場ではニアミス(笑)しつつ、勝つまでは写真撮影とかしないぞ!と思っていた日向さんとも写真を撮ったり、
自転車を始めた頃からのソネブロ仲間のmakiさんと感想戦(?)を楽しんだりして過ごしました。
下山はJBCFのヒルクライムレースばりに、ほとんど速度規制がない感じで快適でしたが…落車された方もいらっしゃたようで、大事に至らなかったことが幸いでした。
昨年より日程が遅くなった分、きれいなつつじを見ることもできました。
閉会式会場では、カレーとトン汁をいただいて、グルメライド状態(笑)
町長さんが「来年こそは…!」からの…『ビデオメッセージかもしれない宣言』をしてみたりな表彰式で
チャンピオンジャージと木製の賞状をいただきました。
チャンピオンジャージは昨年のものとは微妙に配色が異なり、花坂爺さんの灰の色が、桜色の水玉になったという2年がかりの演出(?)です。
大会会場を離れまして、
役場周辺は
少しずつですが
住宅の建築が進んでいます。コンビニもできていました。
スイーツ屋さんも建築中(仮設から戻る感じ?)で、来年が楽しみな感じになっていました。
スイーツ自体はレース会場で販売されていたので
購入。
第2回大会も楽しませていただきました。
歓迎してくださった地元の方、参加して一緒に楽しんだ仲間、それを繋いでくださった方々に感謝です。
ありがとうございました。
昨年の第1回大会に続いて2回目の参加です。
【おおつち新山高原ヒルクライム2017】
https://www.mspo.jp/otsuchi.shinyama/
距離7.8km、標高差66mのパレード区間を走行後、整列し直して、
距離13km、標高差844mのコースで競います。
前半が勾配がきつめで、中盤に平坦や下りもあり、終盤はまた上るというコースです。
中盤と終盤に高速区間があるため、集団が有利ですが、参加人数が少なめなので展開次第というところがあります。
【第1回大会についての日記】
http://run-ran-run.blog.so-net.ne.jp/2016-05-22
【前日まで】
金曜日の仕事を終えてから荷物を準備して、夜遅くに神奈川県を出発。
そもそもが、頭痛と吐き気がするくらいの疲労がたまっていたせいか、那須高原付近で耐えられずに少し休憩をとり、
土曜日朝6時に仙台の実家に寄って、2時間半ほど仮眠をとらせてもらい、3時間くらいの積もる話(笑)をした後に大槌に向けて出発。
有料高速を使わずに三陸道と国道45号線で4時間半くらい。現状の三陸道だと、仙台からは一ノ関経由のほうが速いことを確信。
前夜祭的なものを楽しみにしていたのですが、到着が受付終了15分前で、あんこの餅を4個と寿司といなりを頂くにとどまってしまいました。
というか、それだけ食べさせてもらえる大会もないか(^^;
ハシケンさん、日向さんとお話しできたのは良かったです。レース当日はバタバタして話ができずに終わってしまうことが多いので…。
宿泊は、当初は民宿を予約していたのですが、都合によりしゅんぺいが同行できないことになり予定変更で、
ホテル寿というビジネスホテル。
入口で靴を脱ぐ旅館のようなスタイルでありながら、構造はホテル。ただし、床が畳という和と洋の奇跡の融合!
おそろしい疲労で、一晩でどこまで回復できるか?が今回の大会の鍵。
二度ほど目が覚めつつ、合計で6時間半は眠れたので、昨年の夏油や蔵王のような最悪の状態は避けられた感じ。
【レース当日】
3時40分に目が覚めて、4時半まで横になったまま過ごして、いよいよ起床。
朝食は大槌のスーパーで購入しておいた団子とか…。
エントリーリストを見てみると、全体としては昨年より人数は増えたようではあるが、エキスパートクラスは人数が減っていた。
メンバーを見ると、おおむね知っている選手な感じで、昨年の2位、3位の選手はエントリーしていない模様。
昨年のレースは、2位、3位だった選手が前半のいいペースを作って、私が力を温存した状態で中間地点からアタックで、
2位に2分36秒差の独走優勝という結果になりました。
ということは、自分から仕掛けなければ超スローペースな展開になる可能性もあるわけです。なるほどなるほど。
今年はコースがわずかに延長され、ラストに勾配がある区間が追加されたので、ゴールスプリントになったとしてもそれほど自信がないわけではないのですが、
スローペースの結果、「他のカテゴリーよりもタイムが悪い」というのは避けたいところです。
これね、レースよく知っている人は
『レース展開がタイムに影響するので異なるカテゴリー間でのタイム比較はほとんど意味がない』
ということを理解しているのですが、自転車レースに参加したことがないとか観戦するのもこのイベントが初めてという人にとっては、
へー、男子Cの選手のほうが速いんだね。エキスパートっていうのはなんなんだろうね?
となるわけで、理由はどうあれ、これまで何度かそのような結果を目にしてきて、個人的には残念に思っているわけです。
少なくとも、ディフェンディングチャンピオンという立場としては…。
というわけで、あまり状態はよくありませんが、強い走りをしようと思いつつ、開会式へ。
町長さんのスピーチ。
大会のメッセージとして、「支援への感謝の気持ち」というのがあり、
なるほど、これは他県から来た人がするべきことは「楽しむこと」だなとあらためて思ったのでした。
そして、「来年はヒルクライムの部を走りたい!」とおっしゃっていた件については、「ウソをつきました(てへぺろ(・ω<))」ということで、パレードの部を走るとのこと(笑)
定刻の8時、パレードがスタート。
今年も沿道からの声援が温かかったです。ほんとうにありがたいです。
仮設住宅が集まっているところの手前の土地が整えられていて、来年はまた様子が変わりそうだなと思いながら通過。
そして、いい感じにアップができた頃にスタート地点に到着。
チャンピオンクラスは人数が少なく、メンバーも顔見知りな感じなのでピリピリすることもなくスタートを迎えます。
そして、8時40分、スタート!
ハイペースで行くよー!という気持ちを込めて、先頭で速めのペースで走る。
後ろはきちんとついてきているが、先頭交代を促すと少し反応が悪い。
ずん子ジャージな彼が先頭交代してくれて、そこはいいペースだったのですが、そのあとがペースが落ちて、さらに後ろはローテーションに加わらなそうな雰囲気。
ここで考える。
このまま走ったとして、おそらく先頭交代は私を含めて2,3人になるだろう。そして、ペースも速くなることはないだろう。であれば…、
アタック!
『コースレコード』を狙うとすれば、ハイペースで競い合う展開が必須。今回はどうあってもその展開にはならない。
なので、考えるのは『勝つこと』のみ。
このアタックは、様子見ではなく、抜け出すことを考えていた。1,2人がついてきたとしても、集団全員が来てしまうことはないという強さで。
結果、ひとり抜け出すことに成功。
ただ、最初の牽引からのアタックで、一気に脚には疲労感が…。
これは、やってしまったか…と思うくらいに息が荒くなり、ぺダリングもごまかすような走り方。時計に目をやっては、まだ30分以上走るのか…という気持ちに。
それでも、もう行くしかないので後ろを確認しながら無理のないペースに切り替えて走り続ける。まだ集団は見える範囲にいる。
しばらく進んで緩斜面に入る手前で後ろを確認すると、選手が1人。1対1なら追いつかれることはないかな?と希望が見えてくる。
その後、下り区間も終えて後ろを確認すると、3人くらいの集団が見える。これはよくない…。
オーバーペースで自滅はダメなので、持続できる自信があるペースで後ろを確認しながら進む。
見通しがいい区間では姿が見えていたものも、残り2kmを切ったくらいからは見えなくなった感じ。
時計を見ると予想通りで昨年のタイムより大幅に悪いが、重要なのは相対的な値。
そして、昨年のゴール地点を40分をギリギリ切るくらいで通過し、40分49秒でゴール!
無事に逃げ切って優勝することができました。連覇です。
タイム的には前年より3分ほど遅く、諸手をあげて喜ぶことができる結果ではないのですが、
自分が作った展開で、自滅することなくミッションをコンプリートしたということが重要だと…喜びたいと思います(・ω・)
レース後の待機場所では、
豆餅をいただいたり、
はちみつをたっぷりつけたパンをいただいたり、
地元の小学生からもらったメッセージカードと山頂記念撮影したり、
なんどかレース会場ではニアミス(笑)しつつ、勝つまでは写真撮影とかしないぞ!と思っていた日向さんとも写真を撮ったり、
自転車を始めた頃からのソネブロ仲間のmakiさんと感想戦(?)を楽しんだりして過ごしました。
下山はJBCFのヒルクライムレースばりに、ほとんど速度規制がない感じで快適でしたが…落車された方もいらっしゃたようで、大事に至らなかったことが幸いでした。
昨年より日程が遅くなった分、きれいなつつじを見ることもできました。
閉会式会場では、カレーとトン汁をいただいて、グルメライド状態(笑)
町長さんが「来年こそは…!」からの…『ビデオメッセージかもしれない宣言』をしてみたりな表彰式で
チャンピオンジャージと木製の賞状をいただきました。
チャンピオンジャージは昨年のものとは微妙に配色が異なり、花坂爺さんの灰の色が、桜色の水玉になったという2年がかりの演出(?)です。
大会会場を離れまして、
役場周辺は
少しずつですが
住宅の建築が進んでいます。コンビニもできていました。
スイーツ屋さんも建築中(仮設から戻る感じ?)で、来年が楽しみな感じになっていました。
スイーツ自体はレース会場で販売されていたので
購入。
第2回大会も楽しませていただきました。
歓迎してくださった地元の方、参加して一緒に楽しんだ仲間、それを繋いでくださった方々に感謝です。
ありがとうございました。
優勝おめでとうございます。来年も!
by アボカド (2017-05-30 12:28)
アボカドさん、
ありがとうございます。
来年もまた参加できればと思っています。
by よっしー (2017-05-30 20:38)